2025年12月6日

天然×化学のハイブリッド染め実験1

いきなりですが「ブラックベリー×反応染料」のハイブリッド染め!?に挑戦!!思い立ったら吉日(2年前から心に思っていたことですがようやく)、創業100周年の記念事業としてトライしました。

まずは【天然染料・抽出編】をご紹介します!

使ったブラックベリーは酒田市穂積産で約500g。(頂いた経緯は後日改めて)1000ccの水に入れ、温度は沸騰しないように注意しながら、種のえぐみや濁り成分が出ないようになるべく60~70℃をキープして5時間じっくり煮込むようにしましたが、正直な話し、完ぺきではありません。5時間って口で言うのは簡単ですが、けっこうしんどいです 笑

こんな感じで時々、温度計を使って確認し時間をかけてゆっくり抽出された染液は約590ccでした。今回は、初回ということもあり原液のまま使用して、ブラックベリー本来の染色力を試そうと思いました。

発酵を防ぐ為に果肉、種などをさらし生地でこし取り除きます。

水で希釈すれば量を増やすことも可能ですが、まずは原液のパフォーマンス確認を優先しようと思いました。

ブラックベリーなどの果実系染料は「熱に弱い色素」と「熱に強い色素」が混ざっており、70℃前後の低温でじっくり加熱することでそれぞれの成分がうまく抽出されるとされているそうです。

抽出した染料は冷蔵保存で2〜3日以内に使用しなければなりません。次回は実際の染色工程へ続きます。

 

 

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