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皆さま、お世話になっております。昨年12月にお届けした創業100周年記念企画【天然染料・抽出編】、ご覧いただきありがとうございました。今回はその続編、いよいよ実践編!天然染料 × 化学染料のハイブリッド染め【染めてみたよ編】ブラックベリーで染めてみました!
使用したのは、酒田市穂積の村上さんが育てた「ブラックベリー」。
「ハイブリッド染めをしてみたい」と相談したところ、快くご提供いただきました。村上さんのブラックベリーは、銀座・おいしい山形プラザや道の駅ふらっとでも「収穫したての冷凍品」として販売されており、ジュースや石鹸などにも加工されているそうです。

深く美しい赤紫色を生み出す天然染料と、反応染料で捺染(なせん)されたオリーブ柄の手ぬぐいを融合させた、実験的なハイブリッド染色です。写真とともに、工程をご紹介します!

1 手ぬぐい生地(約20g)を染料に投入!ブラックベリーから抽出した赤紫の染液に、柄入り手ぬぐいをゆっくり沈めます。

2 60~70℃で30〜40分ほど加熱 火加減を調整しながら、じっくりと色を染み込ませていきます。染液がだんだん布に浸透していく様子がなんともいい塩梅です。

3 酢を加えた水で色止め(30分)しっかりと発色をキープするため、酢水に漬けて色止めします。天然染料は繊細なので、この工程がとても大切。
4 水洗いして乾燥させたら完成!仕上げに水で優しく洗い、乾かせば完成です。

3回分染めてみましたが、どれも赤紫がきれいに出てくれましたが、同じ色には染まらず、濃淡の差がありましたが、それもまた一興です。
オリーブ柄がしっかり残っているのに、地の色は優しい赤紫に染まり、なんとも味わい深い風合いに。

今回のハイブリッド染めは、あくまでも実験的な取り組みです。天然染料ならではの個性や発色の不安定さ、量産の難しさなど、商品化にはまだまだ工夫や試行錯誤が必要だと感じています。それでも、この小さなチャレンジの中に、新しい表現のヒントや、これからの可能性がたくさん詰まっているように思います。これからも、楽しみながら少しずつ研究と改良を続けていきたいと思います。また進展がありましたら、ぜひご紹介させてくださいね。