2008年8月29日

割り出し

7月7日にエントリーしたクワガタのペアから、待望の2世が誕生しました。
まずはセットした産卵木をドライバーで砕きます。この作業を「割り出し」といいます。

砕いていくと~ いました!マンディブラリスフタマタクワガタの幼虫です。すごくちっちゃいんです~。

初齢幼虫です。初齢→2齢→3齢と約10ヶ月かけて加齢していき、さなぎ→成虫となります。
ちなみに成虫はこんなでかいやつです。

まずは200ccのプリンカップに昆虫マットを入れ、ここに一時保管。

回収する時は幼虫を素手で触ってはいけません。手についたばい菌で死んでしまう可能性があります。
この度は一本の産卵木から12匹の幼虫をゲット。マンディブラリスにしてはまあまあなのかな?

今回、卵では発見されませんでした。クワガタの種類によっては一度に40~50の卵、幼虫が発見されます。
このままマットで育て大きくする方法もありますが、より大きい成虫にするために、「菌床飼育」をします。

菌床飼育とは、クヌギ等の広葉樹のマット(培地)に、ヒラタケ、オオヒラタケ、カワラタケ等のキノコ菌を植菌して
飼育する方法です。
1週間ほどマットにいた幼虫を菌糸カップに入れます。

真ん中に穴をあけ、そこに潜らせます。

マット飼育方法に比べ、短期間で大型の成虫が得られますが、コストは割高です。
但し、初令幼虫の死亡率、蛹化不全、羽化不全の確率が高く、危険度が高い飼育法でもあります。
また菌に合わない幼虫もいるため、必ずしも大きくなるとは限りません。
この中から無事成虫になるのは何匹いるんでしょうかね~楽しみです。

成長日記これから紹介して参りますので、お付き合いの程よろしくお願いします。
一緒に紹介したオオクワガタは残念ながら、産卵はなし

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