2025年6月28日

琴線に触れる~鉄道写真家・中井精也さんのいなほ号写真~

先日、鉄道写真家・中井精也さんが撮影された「いなほ号」の額入り写真を購入しました。いくつかの作品が並ぶ中で、現役で走っている新しいいなほ号の写真もあったのですが、なぜか私の心を掴んだのは、古いいなほ号の一枚でした。その瞬間、自分でも気づかなかった“いなほ号への愛着”に気がついたのです。

思い返せば、若い頃、東京へ向かうたびに乗っていたのが、いなほ号でした。いなほ号は私にとって「遠くへ行く」ことの象徴でした。また女将美智子さんの故郷、青森に行く時何度か乗ったのもいなほ号です。

駅のホームに滑り込んでくるその姿、旅の始まり、終わりをを告げる車内放送、窓から眺めた日本海の景色、行きは意気揚々、帰りは疲労困憊、そのすべてが、心のどこかに大切に残る記憶です。

私の琴線に触れる写真を展示してくれた中井精也さんには感謝しております。

一緒に記念写真を撮って頂きました。私が申し上げるのは大変おこがましいのですが、飾り気がなく、自然体、誠実な中井さんの人柄が表れている写真です。ありがとうございました。

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