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  • 引き染め
    2008年04月07日

    久々のエントリーになってしまった(汗)
    4月~5月は庄内周辺は大小たくさんのお祭りがあります。また年度始めという
    こともあり、忙しくて忙しくて。今まで更新できませんでした。
    数少ない「斎染」ファンの皆様申し訳ございません。
    それと忙しくさせて頂きましてありがとうございます。
    これもみなさんのおかげです。感謝!
    本日はタイトルにあるように「引き染め」の一部を
    これ「歌舞伎のぼり」です。サイズはW60cm×H4mです。4~5色の染料を使い
    カラフルに仕上がってます。

    文字のところを刷毛(はけ)を使って染めてます。色はあおです。
    刷毛に染料を含ませて染めていきます。多くても少なくてもだめ。
    程よい加減ってものがあります。

    刷毛に染料の含みが無くなったら、染料を刷毛につけます。
    書道と似たような作業と思って下さい。
    「染め師」ミチコさん。

    「染め師」フミコさん。左手に染料を小分けしたコップを持ってます。

    染める箇所(面積)によって刷毛を使い分けます。

    全部染めるとこんな感じ 仕上がりとは全然違う色に見えますね

    染めた裏側 白部分は防染(ぼうせん)のりを置いているので染まりません。

    刷毛の大きさです。この刷毛は「あか」専用ですが、6つの大きさがあります。
    先に申し上げましたが染める面積によって使い分けます。

    刷毛を引いて染めることから「引き染め」と呼ぶようになりました。決して「引き塗り」とは
    言いません。そめやなんもんですから
    染料です。刷毛で引くため、染料が伸びるように「さらさら」とした液体です。
    大きい物を染める時は、このバケツに入った染料を直接刷毛につけ染めていきます。
    さてこの色は何色?

    染めた後乾燥させ、色止め液をかけ、一晩寝かせた後、洗い作業して完成です。

    そめやさんは「アイテム」に適した染めをします。お客さんと相談の上で
    染め方色々ありますが、この度は「引き染め」を紹介させて頂きました。

  • テーマは「ECO」
    2008年03月22日

    ピアノ型手拭いをバージョンアップ?させました。
    別生地に染めて出来上がったのがこれ!以前告知しておりました
    「ギャルソンエプロン」の完成です。

    この商品コンセプトは「ECO もったいない」です。それはなぜ? このエプロンの生地は
    のれん、のぼり、はんてん等を作った際に余った生地、端材を利用したんです。
    材質は同じ綿ですが、全部同じ種類の生地を使用しているわけではありません。
    「そこがみそ!」ポイントです。

    再利用するにも、できないで残った生地、捨てるしかない生地
    をこのような形で生かすことができました。
    あと「もったいない精神」を意識し「もったいない運動」の励行を目的に製作しました。
    ご理解頂きます様お願い申し上げます。
    下の写真を良くご覧になって下さい。3種類の生地があります。

    それぞれ風合いが違います。一度手にとってみて下さい。
    さっそく「ミチコ」さんにエプロンをしてもらいました。

    みなさん どう? にあう? すてき? 

    こちらがうしろ姿 W98cm×H36cm 紐が95cm。おしりまでぐるりと囲むサイズです。
    「斎染」のロゴもバッチリです。
    ボクも装着(笑)してみた! さすがにおしりは隠せなかった。

    でも「いいかんじ~」 身が引き締まって見える?
    このエプロン端材利用なので、量産はできません。現在、在庫1着、縫製中4着です。
    今のところは申し訳ございません。「早い物勝ちー」です。今後は端材がでたら染めていきま~す。
    予約も承ります。info@saizome.jp
    お値段は@1,800円です。まずはメールにてお問い合わせ下さいましー!
    最後に先日とても可愛らしいお客さんが来てくれました。

    「ほのうえななこ」ちゃんが「ピアノ手拭い」を買ってくれました。
    手拭いを見て「かわいいー」って言ってくれました。「ありがとー」おじさんはとても
    うれしかったです。また遊びにきて下さい。

  • 春ですね~
    2008年03月18日

    早春の候、皆々様におかれましてはご健勝のこととお喜び申し上げます。
    春ですね~ このところ暖かいし、晴れの日が続いてすごし易いですね~
    仕事も晴れてるとはかどります。方言で「はがいぐ~」って言います。
    エド・はるみさんだったら「はがいぐーぐぐぐぐぐぐぐぐー」 うちの子供たちには「おおうけ」です。
    今日は日除けを染めたんですが外で乾かしました。「手打蕎麦 めだか」さんの日除けです。

    近日オープンのお店です。後日レポートしますね
    この季節晴れてると仕事しててほんと気持ちい~ですよ。心地よく仕事できるなんて
    得した気分です。ぜいたくだな~。おてんとうさまに感謝!

    めだかさんかわいらしいでしょ~ ウチのかみさん「ミチコ」さんのデザインです。
    ミチコさんはデザイン(イラスト)担当でもあります。

    先日「ひめさゆり」のイラスト染めたのれんを作成したんですが
    「ひめさゆり」のデザインもしました。家内工業であってもコラボレーション
    この画像は校正段階のものです。
    晴れていると水洗いしたスクリーンも外で乾かすことができます。

    べた版といって「オリーブ色」の版です。
    「手打蕎麦」の版 茶色です。2色刷りだから2つの版があるんです。

    春だから「越冬」したクワガタさんも「もそもそ」と動きだしました。

    ところで「ピアノ型ギャルソンエプロン」染め終わって縫製の仕事にかかろうとしてます。
    今週末にはご紹介できますので是非お楽しみに~

  • 前々回のエントリーで紹介させて頂いた「ピアノ型手拭い」の
    販売が好調です。お買い上げ頂いた皆様本当にありがとうございます。

    もっともこの手拭いをプロデュースして頂いた酒田市在住、
    デザインオフィス「キャットミント」の久松理子さんのお陰であります。
    手拭いとしてはデザインがともて斬新ですね。
    理子さんのブログはこちらhttp://rico2006.exblog.jp/
    この方のブログは見ててとても勉強になります。
    写真の撮り方、文章表現が素晴らしい。また現場を忠実に取材しながらも、
    その奥底を見抜くイマジネーションor洞察力を感じさせてくれる感性が素晴らしいと思いました。
    たくさんのファンがいらっしゃるのもうなずけると思います。
    どうかみなさんご覧になって下さいまし。
    でっ 本日もまたお客様がお見えになりました。
    わざわざ東根市よりおこし頂いたのである。もちろん理子さんのブログをご覧になって。

    お名前は武田さん 声楽家でゴスペルをやられているとのこと。
    顔料と染料の説明をし、実際手にとってもらった結果、2枚染料の手拭いを
    お買い上げ頂きました。ピアノカバーとしてお使いになるそうです。
    武田さん写真撮影にご協力頂きありがとうございます。
    またピアノ柄した「のだめバッグ」知ってます?それをまねて「作ってみよ~」って方や
    2枚使って「のれんにしよう」というお声も。
    ボクも工場の入り口用に、目印となるように作ってみよ~
    今のところ染料手拭いが圧倒的に人気があります。

    やはり風合いという点で、お客様に支持を頂いているのかな~
    今度は、これまた理子さんのアイディアを拝借し、生地を変えて「ギャルソンエプロン」を
    作ってみようと思います。「ギャルソネエプロン」じゃないぞ
    できたらご案内します。
    ネットに限らず、町内の方々にもお知らせしよーっと思い、店頭での案内も。

    でもこれってとても「素人くさい」仕事だな~と痛感している。
    良いものを作ってもそれをアピールする「訴求力」がないとダメだ。
    また理子さんのブログを見て勉強しよ~っと

  • 方言のれん
    2008年02月29日

    酒田市の「中通り商店街」様よりご注文頂いた「方言のれん」です。

    サイズはW85cm×H100cm、生地は天竺で染色方法(技法)は顔料プリントです。
    ご注文をくださった「中通り商店街振興組合理事長、佐藤英夫さん」です。

    「仏壇のさとう」を経営。商店街の為に東奔西走し、ご活躍されている方です。
    また中小企業庁のがんばる商店街77選に選ばれ各方面から注目をされております。
    http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/shogyo/shoutengai77sen/idea/2touhoku/2_touhoku_06.html
    山形新聞の記事です。
    http://yamagata-np.jp/newhp/kiji_2/200802/23/news20080223_0372.php
    中通り商店街さんは「方言によるまちづくり」を旗印に掲げています。
    気軽に来街してもらう環境づくりをし、文化の掘り起こしによる中心市街地の活性化させ、
    おもてなしの心を養い、地域独自のまちづくりをし、そして次世代への継承を目的に
    佐藤理事長を中心に活動なさっております。

    中通り商店街の「大泉」さんです。お世話様です
    「方言のれん」はそのツールのひとつとして活用して頂いております。
    ウチが作ったのれんがそういったコンセプトの元、使われているなんて・・・
    大変ありがたく光栄に思っている次第です。
    この「方言のれん」が商店街の枠を越えて、広まりつつあります。

    酒田市役所の総合案内所 受付の人写っても良かったのに
    よけてくれました。シャイな方です。
    庄内唯一の百貨店「中合 清水屋」さんでも ちと周りが寂しい気もするが

    その他、のれんをさげているお店や、公共、観光施設はたくさんあるそうです。
    「商店街が、また街が、そして酒田がひとつになって、頑張る姿」とても素敵です。
    ところで「よぐきたの」「もっけだの」「まだきてくれの」意味わかりますか?

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