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  • 今年も、琢成小学校2年生の児童たちが「街探検」の一環として、斎染の工房に見学に来てくれました。

    この街探検は、地域の仕事や人とふれ合いながら、子どもたちが社会について学ぶ貴重な体験の場です。私たちも毎年、子どもたちに少しでも楽しんでもらえるよう、見学の内容に工夫を凝らしています。「飽きさせない」ことは簡単ではありませんが、それもまた自分自身の「プレゼン力」を磨く良い学びの場になります。

    「一番売れるものは何ですか?」「何時から何時まで働いていますか?」「何が一番高いですか?」「どんな時嬉しいですか」etc 素直でまっすぐな質問を投げかける子どもたち。そんな姿を見ると、丁寧に答えたくなります。自分たちが決めてきたこと、質問する内容を忘れまいと真剣です。

    数年前に訪れてくれた児童はすでに中学生になっている子もいます。その成長の早さには毎年驚かされるばかりです。「この子たちも、また数年後には立派な中学生になるんだろうな」と想像すると、今のこの瞬間の大切さが身に沁みます。

    こうした活動を通じて、子どもたちに少しでも「地域の魅力」や「伝統の技」に興味を持ってもらえるとしたら、本当に嬉しいことです。

    また来年、またその次の年も、小さな探検家たちが元気いっぱいで工房に来てくれるのを楽しみにしています!

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  • 10月18日(土)鶴岡の銀座商店街で開催された「ぎんざ猫まつり」に出店してきました。

    昭和の趣をそのまま残す建物やお店が並び、まるで時代を超えてタイムスリップしたかのような、不思議な懐かしさを感じさせてくれました。小さい頃に見聞きしたお店の名前に出会った瞬間、心のどこかがふっとあたたかくなるような感覚がありました。

    そんなレトロな空気が流れる商店街の中で、斎染の「手ぬぐい」や「風呂敷」「あずま袋」など、レトロかわいいファブリックが鶴岡の皆さまに受け入れていただけたことは、本当に嬉しい出来事でした。

    今回、特に印象的だったのは、SNSで告知していた「斎染100周年キャンペーン」の合言葉「100年おめでとう」を、実際にお客様が声にしてくださったことです。何人もの方がわざわざ声をかけてくださり、その言葉の一つ一つが、私たちにとって大きな励みとなりました。

    100年という節目を、お客様と共有できたこと。そして、昔ながらの染めの技術を今の暮らしに取り入れた商品が、昭和レトロな街並みに溶け込み、興味を持っていただけたこと。それらすべてが、とてもありがたく、心に残る出店となりました。ちなみにご購入頂いたものは9割方猫柄のアイテムでした。

    100年キャンペーンは、またの機会に開催させて頂きますので、皆様引続きよろしくお願い致します。

    イベントの翌日、桃園さんへランチしに行きました~

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  • 先日、鶴岡にある「すたんど割烹みなぐち」さんで、豚の角煮をいただきました。口に運んだ瞬間、「うまい」と何度も口をついて出るほどの味わい。とろけるような柔らかさ、味の深み。そんなひとときを過ごしていると、ふと、子供の頃の記憶が蘇ってきました。

    場所は酒田、日吉町の「ひさご」さん。小学校・中学校と剣道に打ち込んだ仲間のご両親が営んでいたお店です。何度かお邪魔し、特別な集まりの時、豚の角煮を頂いたことが記憶に残っています。
    あの頃、仲間たちと竹刀を交えた日々。汗だくで稽古したこと。練習終わりには遊びに歩き皆で色々と食事したこと。冬の道場はめちゃめちゃ寒かったこと。角煮の味とともに、当時の情景が一気に胸に広がっていきました。あとひさごさんのカレーライスがほんと美味しかったんです。

    数週間後、また日吉町へ足を運ぶ機会がありました。訪れたのは「港座大劇場」。『もうひとつの世界一の映画館』というストーリーをテーマにした朗読ライブ&トークショーが行われ、その舞台となったのがこの劇場でした。

    「港座」は、自分にとっても思い出深い場所のひとつ。中学生くらいまで、家族や友人とよく映画を観に行ったものでした。スクリーンに夢中になったあの時間、映画館特有の匂いや空気感は、今でも心の中にしっかりと残っています。

    そして、港座のすぐ近くには、あの「ひさご」さんがあったのです。偶然とは思えない、何かに引き寄せられたような感覚。子供の頃の記憶、美味しかった角煮、剣道に励んだ仲間たち、港座で観た数々の映画、そして再び訪れた思い出の町。時を越えて、不思議といろんなものが繋がったような気がしました。こういう、ふとした瞬間に訪れる「小さな奇跡」って、普段は気づかないけど、実はすごく大事なことを教えてくれてるのかもしれませんね。

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  • 9月21日(日)、尊敬する染職人さんの講演を聞くために、酒田から男鹿市まで車で片道3時間の道のりを走りました。正直、移動は少し疲れましたが、久しぶりにお会いできた喜びと、直接お話を伺える貴重な機会に充実した休日であったと思いました。

    講演では、「職人」について深く考えさせられるお話がありました。印象に残ったのは、「ものはものとして存在するだけでなく、職人の手によって作り上げられ、何度でも生まれ変わることができる」と仰っていたところです。日本文化に深く根ざした思想であり、非常に尊く美しいと思いました。リサイクルや再利用といった概念と通じる気がします。

    またこうも仰ってました。「AIが人間を超える時代になり、今のままでは職人は無くなるかもしれません。しかしAIをうまく使い、人のために役立つもの、喜んでいただけるものを、その時々の状況に合わせて、職人であることの誇りをもって作っていくことが大切であると」変化に柔軟に対応する力とその両方がこれからの時代に求められるのだと思いを新たにしました。

    帰り道、男鹿市と潟上市の道の駅に立ち寄りました。そこでも気づきがありました。どの施設も「その土地ならでは」の食べ物や文化、体験をしっかり打ち出しているということです。観光客だけでなく地元の方にも愛される取り組みが、地域の魅力を支えているのだと改めて感じました。

    (画像は男鹿なびさんより拝借しました)

    染物屋として私も、酒田や山形ならではの文化や歴史を活かしたものづくりを続けたい。お客様に喜んでいただける製品を、ひとつひとつ誇りをもってお届けしたい。そんな想いが一層強くなった一日でした。

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  • 2年ぶりに開催された酒田市の花火大会。当日は朝からぐずついた天気で、不安な気持ちでおりましたが、夕方から晴れ、打ち上げの時間になると空は晴れ渡り、夜空には色とりどりの花火が咲き誇り彩ってくれました。

    開催が待ち望まれていたこのイベントに、当方も手ぬぐいの制作という形で携わらせて頂き大変光栄に感じております。フィナーレの花火は、まさに感動そのものでした。想像をはるかに超える美しさと彩りが夜空を包み込みました。ずっとこの光景を見ていたい、そう思いたくなるほどの迫力と美しさに、感動しました。

    花火が終わると、ふとした寂しさが残ります。今は、創業100年の素晴らしい思い出として胸に刻み、明日からまた気持ちを新たに仕事に励んでいこうと思います。

    大会実行委員会の皆様、関係者の皆様、本当にお世話になりありがとうございました。また来年も、皆様の笑顔と花火に出会えることを心より願っております。

    「酒田の花火手ぬぐい」仕様

    ・サイズ:w100㎝×h35㎝・生地:岡晒・製作技法:注染(ちゅせん)

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