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  • 方言のれん
    2008年02月29日

    酒田市の「中通り商店街」様よりご注文頂いた「方言のれん」です。

    サイズはW85cm×H100cm、生地は天竺で染色方法(技法)は顔料プリントです。
    ご注文をくださった「中通り商店街振興組合理事長、佐藤英夫さん」です。

    「仏壇のさとう」を経営。商店街の為に東奔西走し、ご活躍されている方です。
    また中小企業庁のがんばる商店街77選に選ばれ各方面から注目をされております。
    http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/shogyo/shoutengai77sen/idea/2touhoku/2_touhoku_06.html
    山形新聞の記事です。
    http://yamagata-np.jp/newhp/kiji_2/200802/23/news20080223_0372.php
    中通り商店街さんは「方言によるまちづくり」を旗印に掲げています。
    気軽に来街してもらう環境づくりをし、文化の掘り起こしによる中心市街地の活性化させ、
    おもてなしの心を養い、地域独自のまちづくりをし、そして次世代への継承を目的に
    佐藤理事長を中心に活動なさっております。

    中通り商店街の「大泉」さんです。お世話様です
    「方言のれん」はそのツールのひとつとして活用して頂いております。
    ウチが作ったのれんがそういったコンセプトの元、使われているなんて・・・
    大変ありがたく光栄に思っている次第です。
    この「方言のれん」が商店街の枠を越えて、広まりつつあります。

    酒田市役所の総合案内所 受付の人写っても良かったのに
    よけてくれました。シャイな方です。
    庄内唯一の百貨店「中合 清水屋」さんでも ちと周りが寂しい気もするが

    その他、のれんをさげているお店や、公共、観光施設はたくさんあるそうです。
    「商店街が、また街が、そして酒田がひとつになって、頑張る姿」とても素敵です。
    ところで「よぐきたの」「もっけだの」「まだきてくれの」意味わかりますか?

  • 斎染ブランド手拭い
    2008年02月22日

    ピアノ型手拭いが完成しました。完全オリジナル手拭いです。

    こんなデザインの手拭いは中々お目にかかれないと思いますよ。
    遊び心があってとってもいいでしょう
    酒田市在住、デザインオフィス「キャットミント」の久松理子さんよりピアノ型手拭いの
    デザインを考案して頂きました。ありがとうございました。
    理子さんのブログはこちらhttp://rico2006.exblog.jp/
    是非ご覧になって下さいまし。豊かなタレントをお持ちの方です。
    左隅に斎染のゴロも染めてあります。

    今回同じデザインの手拭いを染料と顔料 2パターン染めました。見た目の違い判るかな?

    下が染料、上が顔料

    左が染料、右が顔料

    手拭いの裏側 下が染料で上が顔料
    見た目上の違いは染料の黒の方が深みのある「くろ」ですよね。また染料の方が
    裏側まで色が浸透してますね。
    あと、お伝えできないのが残念ですが、染料の方が風合い、手触りがとてもソフトで
    ぬくもりがあります。顔料はごわごわして。手にとって頂いたら判ります。
    世の中にはたくさんの染物(印染)商品が出回っています。でもその商品が染料で染めた物なのか
    顔料で染めた物なのか、またどういった技法、工程で出来上がった商品なのか、
    お客様には判らないと思います。なので今回は手拭いというアイテムを同じデザインなんだけど
    染料と顔料、それぞれで染めた場合の違いを紹介させて頂きました。
    風合い、手触りに関してはご来店下さい。手にとって頂くとすぐ判ります。
    染料手拭いは700円 顔料手拭いは500円で販売しております。
    現在、在庫はわずかしかありません。今後少しずつではありますが
    生産していく予定です。お問い合わせはメールにて
    info@saizome.jpまでお願いします。
    ピアノ手拭いのサイズはW100cm×H35cmくらい。

    キーボードのカバーとして使ってみては?  ひとつの提案です。

  • 沖縄にて
    2008年02月19日

    15日から17日迄沖縄に行ってきました。バカンス? いえいえ仕事です。
    全染研総会への参加です。しかも家族4人で。実行委員長の當真さんです。
    大変お世話になりました。そして感動をありがとう。

    ミス沖縄が総会にいらしてました。さすが綺麗です。

    私は広報委員長という役職を頂いているので壇上に上り年間事業報告を 
    4年間勤め今回でお役ご免。

    下からのアングルだと2重アゴが目立たない!?
    「なににやにや」してんだよ~ KYだ~ 緊張感なさすぎー
    総会のあとは懇親会で~す。盛大に行われました。楽しい催しがたくさん!
    空手世界チャンピオンの演舞 体の切れが違う! 20年前のボクと同じ!?

    しっとりと琉球舞踊 動のあとは静

    全染研ウルトラークィーズ 商品はWii ウィーといえばスタンハンセン(おやじ~)

    大きな声で~はいっ! かーわーいいお嬢さんの単独ライブも 手に提げてるのなにかな~?

    お歌上手でした。ハナマル差し上げます。
    みかわけんいちのそっくりさん 確かに似てる~ 本人と共演したことがあるそうな

    観光は首里城へ 本土の城とは違いますね~ 古城の雰囲気ばっちし

    そして浦添に行ってヤクルトのキャンプを見てきました。
    うぉ~ 佐藤よしのりだぁ~ ラッキー見れた!

    あ~ 宮本だ~ 星野ジャパンのキャプテン

    きゃー 青木さ~ん あいそなかったぞ~

    2泊3日とは言え 実質1日だけの沖縄旅行 あとの2日は移動だから 
    もう1泊してきたかったなぁ~ 気温差20℃の旅でちた。
    最後に 「沖縄そば」食べました。沖縄の県民食? 麺は小麦粉100%でスープはあっさり。

    紅いもおにぎりとかきあげも美味しかったよ~ 思ったんだけど沖縄郷土料理の味付けって
    あっさり?たんぱく? 

  • さらしなさん
    2008年02月11日

    のれんでお世話になっている「さらしな」さんへラメーンを食べに行ってきました。


    W180cm×H60cm 綿カツラギにエンジの顔料で染めてます。
    入り口の向きが西側にあり、ひさしが無いので、西日と風がもろあたります。
    よって染料より対日堅牢度が高い「顔料」で染めました。でも色がハゲてきてますね。
    生地は大丈夫ということで、ご主人から一応納得して使ってもらってます。
    でもより良い商品提供の為、研究の余地ありですね。
    私は「みそチャーシューめん」 メタボ予備軍の自覚 全くなし!

    かみさんは「みそらーめん」を

    いつもはスープを飲み比べるのですが今回は同じみそ味。しかも同じ太麺。

    もちもちしたとても歯ごたえがある麺です。とても熱くて汗がでてきました。
    チャーシューは口に入れたらとろけました。スープはあっさり味でした。
    酒田ではかなり有名なお店のひとつで
    たくさんのお客さんがいらっしゃいました。目算ですが40人は入るのかな?
    バラエティに富んだ味が楽しめるお店だと思います。ご主人の研究熱心さが伝わります。
    このさらしなさんは「酒田のラーメンを考える会」の会員さんです。
    http://www.sakatano-ramen.com/
    こちらをご覧になって下さい。さらしなさん紹介されてます。
    こちらの会にはのぼりでもお世話になっております。

    W60cm×H180cm テトロントロピカルの顔料プリントです。
    街でよく見かけますよね。

  • 注染(ちゅうせん)
    2008年02月02日

     巷では手拭いブームとか。でも手拭いがどのように染められているのか
    知っている方は少ないと思います。そこで今回は手拭いの染め工程を
    簡単にではありますが紹介したいと思います。
    まずは型の作成。本来は和紙やしぶ紙を彫ってそれに紗張りをするのですが
    ウチのやり方は木の型枠に紗を張り、型文字を貼りました。耐水補強液を型紙に塗って
    紗から型が落ちないようにします。

    さらしの上に型枠を置いてのりを木べらで均等に置きます。

    木枠を上げるとこんな感じ。1枚1枚にのりを置きます。のりを置いたところは染まりません。

    防染のりはこんな感じ 手拭い専用のりです。

    のりを置いたら染めます。注染台の上に載せ、

    色が混ざらないように土手を作ります。

    色をやかんという道具で差します。注ぐから注染(ちゅうせん)っていいます。


    色を差すだけではだめ。このコンプレッサーとういう機械で染料を生地の下まで浸透させます。

    そして水洗い 余分な染料と防染のりを落とします。

    水洗いの後脱水して干す 乾燥ですね。

    これが本来の染め方。今回は白地の手拭い。染める時は一気に3反染めます。
    1反から90cmの長さの手拭いであれば11枚取れます。よって33枚一気に染めるわけです。
    ちなみに100cmの手拭いは1反から10本です。でもさらしのグレードによって
    取り枚数は変るので、その都度お問い合わせ下さい。
    よくお客さんは本数で注文しますが、本来は反で販売してるんです。
    お客様の注文枚数やデザインよって「注染」にしたり「スクリーン捺染」したり。
    でも「注染」は9反~10反以上の場合。それ以下は「スクリーン捺染」ですね。
    技法が違うため染料の性格も違います。色々複雑なの
    基本的にはこんな感じ。詳しくはウチに遊びに来てくれたら、もっとお話します。

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