そめやの日常RSS

  • うどん・そばの「だし」のお話しではありません
    当店にいらっしゃって頂いた方はこのメッセージを見たことがあると思います。

    気づかずに「こめんくださーい」と叫び続けたみなさん申し訳ございませんでした。
    これを目にしたらまず左側を向いて下さい。
    遠くにのれんが見えるはずです。そこは自宅兼工場の敷地です。

    斎藤染工場の表札がある門を通って、のれんに向かって歩いて下さい。
    工場の入り口にのれんがありますんで、そこから叫んで下さい(笑)ぼくかミチコさんがいますんで

    さてこのたび「斎染」ロゴ入りのれんを作りました。リコさんに作ってもらったロゴです。
    2枚作ったんですが、みなさんお気づきでしょうか?

    のれん棒を通す部分の仕立て(縫製)が違いますね
    こっちが「関東風」で、のれん棒を通す部分を「チチ」と言うんです。知ってました?

    こっちが「関西風」です。のれん棒を通す部分が袋状になってますね。

    こちらの縫製の方が、簡単なのでお値段的にも「関東風」より安く提供できます。
    設置場所やお客様のお好みによって、縫製を変えてます。ご注文の際はどちらが良いか仰ってくださいね!
    最後に同じのれんでも「日除けのれん」の紹介を!

    若竹町の「有限会社 佐藤米穀商店」さんです。仕立ては「なに風」でしょう~か?
    こちらのロゴ、米を背負っている「小僧さん」かわいらしいですね
    明日 金曜日から日曜日まで出張で東京に行って参ります。
    メールの返信は休み明け、16日(火)以降になりますのでご了承下さい。

  • サコッシュ
    2008年08月23日

    みなさんサコッシュってご存知ですか?

    サイクリングを楽しむ方、サイクリストは勿論ご存知かと思いますが、
    とてもエコなアイテムでおもしろいと思いましたのでご紹介します。
    こちら酒田市二番町の 上ノ山自転車 さんから製作の依頼を受け
    サンプルではありますが完成しました。

    上ノ山さんのロゴをプリントしました。写真はオレンジ色でプリントしてますが、
    クロやグリーンでもプリントしました。自転車のギアの部分をロゴにして「サイクルショップ」らしいですね。
    こちらは別パターンのロゴ。シンプルですが「上ノ山さん」って感じ

    サイズは横36cm 縦27cm 紐の長さは約50cmです。
    このサコッシュ どういった使い方がベターなのか? 
    サコッシュブログ ←こちらへジャンプ
    なるほどな~ でもサイクリストに限らず、色んな方々が使えるアイテムだな~と思いました。
    これは~ 斎染商品のラインアップにひとつ加えることができるかな~? そこで!

    ピアノ柄の「サッコッシュ」はいかがですか~ 染めた生地なので少し割高になると思いますが検討中です。
    エコでおしゃれな「サコッシュ」ってネーミングがとてもかっこいいと思いません?

  • 暑中お見舞い申し上げます。
    のれんや、幕を染めた染料が余ったのでちょっと遊んでみました。

    むらさき色です。「尊い」色として神前幕に多く用いられる色です。
    夏なので「さわやかな水色」

    のれんを染める時「無難な色」として多く用いられる紺色。濃紺。

    もう少し、「青み」のある紺の方が良かったかしら。
    黒を含め4枚並べてみました。

    単独で見ると「濃紺」と「黒」の差が分からないけど、並べて見るとわかりますね
    「ピアノ柄手拭い」に様々な色があっても良いのかしら?みなさんどう思います?
    染屋なんで色んなカラー出したいな~と思いまして
    おまけ! 「ピアノ柄生地」 白の生地とキナリの生地。どちらがお好み?

    「バッグの生地として使うには手拭いだと薄いので、厚手の生地が欲しい~」というお客様の為に!
    商品化までもう少しお待ち下さいませ。端材利用では無いので、少し割高になっちゃうかも
    最後に、新橋の木川屋さんの日除けのれんを作成しました。スタッフの皆さん「パチリ」

    ネット通販のパオニア的存在の木川屋さん。いつもお大変世話になりありがとうございます。
    昨年より自社で「どぶろく」の製造、販売をはじめました。
    日除けは暑いこの季節にピッタリな「WA FU~」なアイテムです。
    サイズ:W170cm×H250cm 材質:綿カツラギ 染め方:顔料染め。

  • 前々回の続きです。

    ほそなが~い生地をおきました。
    それ用のスクリーンを置きます。

    くろの染料で染めました。この生地も乾かします。

    染めた生地は乾燥の後、色止め液をかけます。そして一晩寝かせた後、
    「洗い」の作業=水元(みずもと)を朝に行います。
    (そめやさん全部がそういう作業をしている訳ではありません)
    水元の後乾かした生地です。染めた直後の色とは少し違うのがわかるでしょうか?

    水元は「生地に染まった余分な染料を、洗い落とす」という工程です。
    作業工程のページをご覧になって下さい。
    でも染め物は水元後も少し染料が残ってます。色々な要素が絡むと少しではありますが
    「色落ち」はします。
    生地を裁断しました。もうおわかりですね。「左右の袖、身頃、黒の襟」

    答えは「袢天・はんてん」です。こちらが「前身頃」 くろの「松原南自治会」は襟です。

    こちらが「後身頃」です。背中の「M」を「大紋・だいもん」と言います。 
    袖と腰に黒のラインがありますね。

    「身頃」と「袖」は一緒に染めるんですが、裁断、縫製してこうなります。
    「襟」は一緒に染める場合と、今回のように別で染める場合があります。
    お客様によっては「袢天」は最初からこの形になっていて、それを染めて(色付けして)いると
    思っている方がいらっしゃるようなので、この度は「袢天」の染め作業を紹介させて頂きました。
    でもこれは作業のほんの一部ですけどね~

  • 真っ白な生地を捺染台(なせんだい)に置きました。

    その上に版を置き、スキージという道具を使って染めます。


    この色は黒です。
    同じ生地に別の版を置きました。


    黒と緑を染めました。
    またまた版を置きました。


    今度は黄色を染めました。これでこのパーツの染めは終了です。
    染めた生地を乾かしてます。

    さてこの作業はいったい何を染めているのでしょうか?
    ここまでで、分かる方いらっしゃいますか?このアイテムの染め作業はまだ続きます。

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