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  • 猫さんに関する国内市場の規模は、2兆〜3兆円とも言われているそうです。キャットフードやおもちゃ、医療、アパレルetc、私にとって身近なこととして猫柄グッズの販売、マルシェへの出店があります。

    先日、テレビを見て知ったことですが、2025大阪・関西万博の 経済効果と同等なんだそうです。「猫さんの存在感」の大きさを物語っているように思います。

    しかし、この華やかな数字の裏側で、「命」と向き合う方々の存在を忘れてはなりません。

    猫さんブームの陰には、保護を必要としている猫さんたちが数多く存在しています。飼い主に捨てられた猫、野良として生まれ、過酷な環境で生きる猫さんたち、こうした猫さんたちの命を救おうと、日々活動されている方々がいます。庄内アニマル倶楽部さんや、酒田 地域ねこの会さんです。地域に根ざして保護・譲渡・TNR活動(捕獲・不妊去勢・元の場所へ戻す)を地道に続けておられる団体さんです。
    それぞれの猫に向き合い、手間と時間、時には私財まで投じて活動されている姿には、頭が下がる思いです。

    ところでウチの染め猫「しろさん&くろさん」は15年前、突然工場に居ました。お母さんが迎えに来ず、現在まで一緒に暮らしています。

    命に対して責任を持つこと。この意識がもっと広がることで、「保護される命」の数が少しずつ減っていくのではないかと思います。猫さんは私たちの生活を癒し、心を豊かにしてくれる存在です。だからこそ、その命に向き合い、支えている人たちの存在も忘れずにいたいです。

    華やかな市場の盛り上がりの裏で、ひとつひとつの命を大切に守っている皆様に、改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。

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  • 先月、鶴岡でリニューアルオープンされた「肉屋食堂」さんにて、美味しいお肉料理を頂いてきました。

    上の画像ががローストビーフ丼。とろっとした卵黄とクリーミーなソースが絡むローストビーフ丼は、見た目のインパクトも抜群で、食べ応え満点でした。下の画像はステーキ丼です。やわらかくジューシーなステーキ肉と白ごはんの相性が抜群で、上にはカリッとしたフライドガーリックもトッピングされており、食欲をそそります。

    実は今回、こちらのお店ののれん製作でご縁をいただき、打合せから納品まで関わらせていただきました。打合せは、施主様、デザイナー様、建築士様、そして私の4者で行い、のれんの生地、色、仕様等の説明をさせて頂き、設置現場でのシミュレーション、サイズ感を4者で共有、イメージして頂きながら仕事を進めることができました。

    入り口にあるのれんが「お客様にどんなふうに映るのか、どんな印象を持って頂けるのか」ただの道具としてではなく、“お店の顔”として施主様、デザイナー様の想いを、のれんとして作ることができたと思っています。こうした経験は何よりも勉強になりますし、その結果、施主様に喜んでいただけた瞬間の感動は格別です。

    鶴岡に訪れた際は、ぜひ「肉屋食堂」さんに立ち寄ってみてください。心のこもった空間と、肉の旨みがギュッと詰まった逸品、絶品のお肉料理が迎えてくれます。

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  • 今年も、琢成小学校2年生の児童たちが「街探検」の一環として、斎染の工房に見学に来てくれました。

    この街探検は、地域の仕事や人とふれ合いながら、子どもたちが社会について学ぶ貴重な体験の場です。私たちも毎年、子どもたちに少しでも楽しんでもらえるよう、見学の内容に工夫を凝らしています。「飽きさせない」ことは簡単ではありませんが、それもまた自分自身の「プレゼン力」を磨く良い学びの場になります。

    「一番売れるものは何ですか?」「何時から何時まで働いていますか?」「何が一番高いですか?」「どんな時嬉しいですか」etc 素直でまっすぐな質問を投げかける子どもたち。そんな姿を見ると、丁寧に答えたくなります。自分たちが決めてきたこと、質問する内容を忘れまいと真剣です。

    数年前に訪れてくれた児童はすでに中学生になっている子もいます。その成長の早さには毎年驚かされるばかりです。「この子たちも、また数年後には立派な中学生になるんだろうな」と想像すると、今のこの瞬間の大切さが身に沁みます。

    こうした活動を通じて、子どもたちに少しでも「地域の魅力」や「伝統の技」に興味を持ってもらえるとしたら、本当に嬉しいことです。

    また来年、またその次の年も、小さな探検家たちが元気いっぱいで工房に来てくれるのを楽しみにしています!

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  • 10月18日(土)鶴岡の銀座商店街で開催された「ぎんざ猫まつり」に出店してきました。

    昭和の趣をそのまま残す建物やお店が並び、まるで時代を超えてタイムスリップしたかのような、不思議な懐かしさを感じさせてくれました。小さい頃に見聞きしたお店の名前に出会った瞬間、心のどこかがふっとあたたかくなるような感覚がありました。

    そんなレトロな空気が流れる商店街の中で、斎染の「手ぬぐい」や「風呂敷」「あずま袋」など、レトロかわいいファブリックが鶴岡の皆さまに受け入れていただけたことは、本当に嬉しい出来事でした。

    今回、特に印象的だったのは、SNSで告知していた「斎染100周年キャンペーン」の合言葉「100年おめでとう」を、実際にお客様が声にしてくださったことです。何人もの方がわざわざ声をかけてくださり、その言葉の一つ一つが、私たちにとって大きな励みとなりました。

    100年という節目を、お客様と共有できたこと。そして、昔ながらの染めの技術を今の暮らしに取り入れた商品が、昭和レトロな街並みに溶け込み、興味を持っていただけたこと。それらすべてが、とてもありがたく、心に残る出店となりました。ちなみにご購入頂いたものは9割方猫柄のアイテムでした。

    100年キャンペーンは、またの機会に開催させて頂きますので、皆様引続きよろしくお願い致します。

    イベントの翌日、桃園さんへランチしに行きました~

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  • 先日、鶴岡にある「すたんど割烹みなぐち」さんで、豚の角煮をいただきました。口に運んだ瞬間、「うまい」と何度も口をついて出るほどの味わい。とろけるような柔らかさ、味の深み。そんなひとときを過ごしていると、ふと、子供の頃の記憶が蘇ってきました。

    場所は酒田、日吉町の「ひさご」さん。小学校・中学校と剣道に打ち込んだ仲間のご両親が営んでいたお店です。何度かお邪魔し、特別な集まりの時、豚の角煮を頂いたことが記憶に残っています。
    あの頃、仲間たちと竹刀を交えた日々。汗だくで稽古したこと。練習終わりには遊びに歩き皆で色々と食事したこと。冬の道場はめちゃめちゃ寒かったこと。角煮の味とともに、当時の情景が一気に胸に広がっていきました。あとひさごさんのカレーライスがほんと美味しかったんです。

    数週間後、また日吉町へ足を運ぶ機会がありました。訪れたのは「港座大劇場」。『もうひとつの世界一の映画館』というストーリーをテーマにした朗読ライブ&トークショーが行われ、その舞台となったのがこの劇場でした。

    「港座」は、自分にとっても思い出深い場所のひとつ。中学生くらいまで、家族や友人とよく映画を観に行ったものでした。スクリーンに夢中になったあの時間、映画館特有の匂いや空気感は、今でも心の中にしっかりと残っています。

    そして、港座のすぐ近くには、あの「ひさご」さんがあったのです。偶然とは思えない、何かに引き寄せられたような感覚。子供の頃の記憶、美味しかった角煮、剣道に励んだ仲間たち、港座で観た数々の映画、そして再び訪れた思い出の町。時を越えて、不思議といろんなものが繋がったような気がしました。こういう、ふとした瞬間に訪れる「小さな奇跡」って、普段は気づかないけど、実はすごく大事なことを教えてくれてるのかもしれませんね。

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