何となく~雑感RSS

  • ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、

    手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。

     

    仕入先を大事にしている方は

    得意先(お客様)も大事にしていると思います。

     

    一方で、自分はクライアントなんだから「立場が上」という

    勘違いをして、仕入先に窮屈な思いをさせている方は、

    「因果応報」 自分の思い通りにいかなくなり、

    最終的に得意先(お客様)にも不自由な思いを

    させてしまうような気がします。

     

    さて、話しは変わりまして。

    こちらの写真はとあるラーメン店さんの

    店内に設置されている「のれん」です。

     

    タペストリーのように飾られております。

    そしてこのようなキャプションが付けられてました。

    あ~大事に思って頂いているのだと、嬉しくなりました。

    このキャプションは、人つてには聞いておりましたが

    改めて見て、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

     

    そして、これとは違う、店外に設置してあるのれんのリニューアルを

    依頼されたのは4月でした。でも5月末までお祭り仕事で忙しい、

    すごく時間がかかってしまうことの旨をお伝えしたところ

    「お忙しい時はお互い様です」

    この言葉に救われました。

    社長のお気遣いが身に染みました。

    写真をみれば皆さんご存知のお店だと思います。

    のれんを納めに行った時、せっかくなので

    ラーメンを頂いてきました。

     

    風流な中に「ぬくもり」が感じられる一杯でした。

     

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  • ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、

    手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。

     

    きっかけは、お世話になっている

    東京の 和雑貨花楽堂 のオーナーさんより

    頂いたお話しです。

     

    「私のお店で、ピアノ柄風呂敷を買ってくださったお客様。

    お嫁さんによろこんでいただきたくて、

    結納時、お菓子を包むのにこのピアノ柄の風呂敷を使われる

    予定だそうです。

    そしてのまま風呂敷も差し上げるので、

    説明書があれば同封してほしい、

    せっかくのお品なのでどのようなつくられ方か

    お知らせできればと思っています。」

     

    というお言葉頂きました。以前から斎染ブランドが誕生した背景を

    伝えるツールが欲しかったのですが、

    いろいろと雑事に紛れ、二の足を踏んでいた日常でした。

    ピアノ柄シリーズをプロデュースしている

    久松理子さん へ相談したら、こんなステキな「しおり」を

    作って頂きました。しかも超速攻で(笑)

     

    私の情報だけでなく、理子さんのストーリーもあります。

    まさに「地元デザイナー」×「斎藤染工場」=斎染ブランドです。

     

    「斎藤染工場さんは服とか着物を染めるのですか?」

    よく質問されることです。残念ながら違います。

    斎藤染工場は印染(しるしぞめ)屋です。

    印染めとは旗、幕、のれん、幟、袢天、風呂敷、手ぬぐいなどに

    固有の名称、文字、家紋、印、今でいうロゴなどを

    染めつける染色をさす言葉です。

     

    作られた染物、ひとつひとつに温もりがあり、

    ストーリーがあります。

    温もりを感じて頂き、ストーリーに共感して頂いた

    お客様のお陰で、日の目を見ることができます。

     

    この度、花楽堂さん、久松理子さん、そして斎染の想いを

    しおりにしたためました。

    これからも、印染、染物は生活の中にある身近なモノとして

    存在していることを、たくさんの方々よりご支援頂けるように、

    知って頂けるように発信して参りたいと思います。

     

    毎度、つたない話にお付き合い頂き

    ありがとうございます。

     

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  • ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、

    手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。

     

    令和元年五月一日、曇り、無風。静かな暖かい日です。

     

    平成の時は祝祭日に「日章旗」を掲げる

    ことはありませんでした。「なんで?」

    何となく出しそびれた感はありますが、

    染物屋としての意識が低かったのかもしれません。

    平成の頃は両親が健在で、楽な気持ちで過ごせた

    月日が長かったです。

    そのお陰で細かいところまで気を回さずに済んだ気がします。

    これは単に「私が甘ちゃん」であるというだけの話しですけどね。

     

     

    令和の時代に入り、両親はおりません。

    子供達も成長し、将来の為の勉強をし、

    それぞれの道を歩む準備をしているところです。

     

    「五十にして四十九年の非を知る」

    私も染物屋として、やるべきこと、残すべきことを

    少しずつですが、意識して遂行して行こう!という

    気持ちになりました。

     

     

    天皇陛下のお言葉ではありませんが、

    「寄り添う気持ち」この気持ちはずっと持ち続けます。

    そして、今まで経験したことを活かし、

    でも足元を見つめ直す機会を設けながらの歩みを

    令和の時代はしていこう・・・って「まじめかっ!」

     

    まいど拙い話にお付き合い頂きありがとうございます。

     

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  • ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、

    手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。

     

    山形新聞で目にした言葉ですが、

    「琴線に触れる」日本人らしい何とも繊細で上品な表現に思えます。

    「感動や共鳴を与えること」という意味だそうです。

     

     

    ここでは「傘福」のことに触れてます。そして

    「五穀豊穣、子孫繁栄、地域の人々が紡いできた文化への理解の深まり」とあります。

     

    庄内地方で毎年春、4月~5月に行われる、各地域でのお祭りも正にそれです。

    民族芸能とありますが、このお祭りは地域社会、人と人との繋がりを

    大事にしていた「昭和的」なテイストも含まれている気がします。

    そして酒田人、庄内人としての「アイデンティティ」を覚えます。

     

     

     

    後継者不足と言われて久しいですが、

    平成の世に頻繁に言われた「費用対効果」や「効率」といったことを

    求めるのはほどほどにして、令和の時代に合った、

    老若男女が手と手を取り合って

    育んでいくお祭りを取り戻して欲しい気がします。

    そして、平成の時に失っていた何かを見直しながら続けていけば、

    その世代なりに何とかやっていけると思います。

     

     

    地域のお祭りではありますが、これを「傘福」のように

    多くの方々に、例えば他県の皆様に発信できないものかと思います。

    ストーリーを含め、県外、或いは外国の方々から喜んで貰えるように、

    染物屋として役に立てるようにがんばりたいと思います。

    もちろん、地域の方々のご尽力の賜物です。

    無理のないところでお祭りが続いていくことを願っております。

     

    まいどつたない話にお付き合い頂き

    ありがとうございます。

     

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  • ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、

    手仕事のぬくもりをお届けする斎染です。

     

    大学の卒論テーマがコンビニ業界についてだったこともありまして、

    最近、コンビニの時短営業の話題が目につきます。

    当時は24時間営業や、斬新なPOSレジだったり、効率的な配送システム、

    取り扱い品目の豊富さ等、コンビニの躍進ぶり、

    優れた点がクローズアップされていました。

     

    時代は流れ、コンビニは私たちの生活になくてはならない

    存在となり、その便利さが当たり前と思うようになりました。

    便利さの恩恵は、それを供給してくれている人のお陰で

    成り立っていることをすっかり忘れてしまいました。

     

    この度、オーナーさんの大変さ、過酷な労働状況を改めて知り、

    業界の歪が浮き彫りになり、仕事に対する意欲や

    新たに起業しようと思う人は、少なくなるだろうなぁ~と思いました。

     

    どの仕事にも言えることだと思いますが、働き方の価値が変わった今、

    「この仕事はやってて楽しいよ、働きがいがあるよ、

    そして頑張れば豊かになれよ」といった、

    未来への希望が無いと働く意欲は湧きませんよね。

    もちろん決して「楽して儲かる」ことは一時的にあったとしても

    長続きはせず、ほとんど無いと思います。

     

    「クローズアップ現代」テレビでも言ってました。

    三方良しに加えて「未来もよし」

    慶應義塾大 教授、宮田裕章さんの言葉です。

     

     

    一方だけ満たされ、

    もう片方に不自由な思いをさせていると、

    その仕事には良くない未来が待っているような気がします。

    三方は「売り手、買い手、そして世間」を指しております。

    それ以外の三方も、パターンとしてたくさんあると思います。

    全ては循環している訳ですから、明るい未来がある、

    循環の仕方をしなければならいと思います。

     

     

    今回はコンビニ業界の話しですが、社会全体に通じることだと思います。

    「しっかりとしたモノ作るから、値打ちこいてくれっ!」とある業界の

    取引先との交流会で出た、作り手から販売する側へのお願いの言葉だそうです。

     

    私人身も「染屋は楽しいよ、働きがいがあるよ、

    そして頑張って豊かになれるよ」といったことを

    言える様に、(もちろんしっかりとした仕事をします。)

    今から(遅いくらいですが)考え、整備しないと

    いけないと思いました。

     

    毎度、つたない話にお付き合い頂きありがとうございました。

     

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