染屋なりにできることRSS

  • 持続可能な社会を日本の伝統アイテムで表現!

    あずま袋でSDGs、夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。

     

    22~23日の土日は秋田公立美術大学生さんとのプチ染め修業を行いました。学生さんは庄内地方出身の方で大学で染色を学んでいます。最初に訪問頂いたのは4月の上旬でした。

    学んでいる技法など色々とお話を聞き、「染めが好きなんだな~」と思いました。また共通のワードが自然に出てきたので、そういった方には是非、当方の仕事ではありますが、印染の事も知って頂きたいと思い、日程調整の上ようやく実現したのであります。

    画像は彼女考案のバラのデザイン手ぬぐいの型作りと染めをしている様子です。普段は植物をモチーフに自身が感じる植物の形や動きの面白さ、美しさや魅力を感じて貰えるよう作品制作をしているそうです。イラレを使ってデータを作るのは余り得意でないと言っておりましたが、こちらの要望をよ~く汲んでくれました。

    そして初日でいきなりクオリティの高い手ぬぐいを染め上げる彼女に感服しました。さすが美大生です。制作だけでなく染めについての取組み、染屋の日常をエピソードを交えて話しをしました。今後は彼女が制作した作品を発信、販売を目的とし、斎染の取組みと学生さんのアイデァをミックスし一緒に学んでみようと思います。

    このプチ修業は29~30日で3,4日目を行い終了です。

    次回は同じバラ柄ですが2色染めのデザイン手ぬぐいを制作する予定です。どんな仕上りになるのか楽しみです(*^^*)

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  • 持続可能な社会を日本の伝統アイテムで表現!

    あずま袋でSDGs、夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。

     

    いつものことですが、ブログ冒頭の挨拶文は上記のようにしています。

    SDGsという言葉は毎日のように見聞きすますね。

    私=斎染=染物屋ができる持続可能な社会作り、取組みとは何か?改めて考えます。

    ひとつ言えることは日常に取り入れられ、無理なく続けられる、

    そして染屋なりにできること=「染物業界を知って頂くこと」を

    継続させることではないか?と考えます。

     

    レジ袋が有料化になってから、まもなく2年が経過しますが、

    斎染では改めて「手ぬぐいあずま袋」のご提案を致します。

     

    コンビニなどで少量のお買い物をする際、持ち歩くとすごく便利です。

    適度にたため、かさばらず、ポケットにも入りお手軽感があるのでおススメです。

    手ぬぐいなので袋として使わない場合はお手拭き、汗拭きにもなります。

    おひとつ手にして実践してみてはいかがでしょうか?

    ミンネページで斎染作品をご覧頂けますので、

    よろしくお願い致します。

     

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  • ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、

    夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。

     

    酒田西高美術部の皆さんとの染物体験講座。先日、4コマ目、最終日でした。

    まずは染め上った手ぬぐいをお披露目し、染め具合を皆で考察しました。

    また手ぬぐい生地以外、別生地の染め具合を皆で感想を言い合いました。

    更に斎染さんが染めた手ぬぐいと比較、検証してみました。

     

    染めた生地を新しいアイテムにリボーンさせる為に活発な意見交換もしました。

    候補に上ったアイテム「ミニトートバッグ」「サコッシュ」をまずは作ることになりました。

    卒業の証としてSDGsに取組んで頂けるように「あずま袋」を差し上げました。

    最後に「ここで学んだ事を活かしたい」と工芸の学校に進む彼女が言った、「同じモノを染めているのに、それぞれの出来栄えの違いに驚いた」という言葉は手染めの機微に触れた証(印)であると思います。

    心のこもったメッセージに涙が出そうになりました。

     

    未来ある若者にひと言メッセージとして

    「無駄ががつくる豊かさ」について申し上げます。

    その時は無駄と思ってしまう、経験や事柄は決して無駄ではないということ。

    無駄=マイナスだすれば、マイナスを反省し、修正して改めて行動、歩みを進める。

    その分プラスへの幅、伸びしろがたくさんあると思います。

    プラスとマイナスの幅が「人間としての幅」だと私は思うようにしております。

    なのでどんどん失敗して、その分の成功もして楽しんで下さい。

    斎染さんも一緒に楽しんいきたいと思います。

     

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  • ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、

    夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。

     

    「美術部女子が染物屋でプチ修業をする!」

    酒田西高美術部の皆さんとの染物体験講座です。

    10月に第2回目の型、版作りを行いました。

    PCを使って型のデータ作り、画面上でトレースしていることを説明しました。

    その後、カッティングプロッターでデータを出力しているところを見てもらいました。

    デザインは各々が考えたモノ、自身が染物として描きたいモノをオリジナルで考えました。

    型作りの難易度はそれぞれですが、それもまた一興であり学びです。

    自分たちで効率よく仕事をするにはどうしたら良いか?を

    考えながら行い、その都度の発見があったそうです。

    基本、楽しみながらの講座です。一生懸命取り組み、上手に作って頂いたので、達成感も感じることができたのではと思います。

     

    そして今日は第3回目の染めです。少し染料の作り方を説明した後、手ぬぐい生地に捺染を行いました。

    染め上りはこんな感じです。画面では分かり辛いですが、色は紫なんですよ。

    写真にはありませんが、手ぬぐい生地以外のスラブ、10番天竺キナリ、刺し子生地にも染めてみました。

    さてこれを活かして何を作りましょうか? 染屋なりにできること4回目が楽しみです。

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  • ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、

    夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。

     

    11月3日文化の日、酒田は晴れてます。文化の日は晴れの特異日と言われていますが実際はどうなんでしょうか?

    でも3日を過ぎると、日中も徐々に寒くなりだんだんと冬へ近づいていく感じです。

     

    11月1日より店舗の売場拡張工事がスタートしました。

    元々狭い売場なので、拡張といっても知れてますけどね。

    今までは店舗に入るとすぐ右に商品棚がありました。

    その棚の奥は戸が閉まっていて、皆さんの目に触れることはありませんでしたが、長年、生地や付属品などを置く物置部屋として使っておりました。

    ここ数年、お客様より足を運んで頂く機会が多くなり、店舗が狭く感じるようになりましたので、戸を撤去し、整備し売り場として使用することにしました。

    昨年上半期は、マスク不足の頃には手ぬぐいマスクを求めるお客様、

    下半期はテレビを見た方が多く訪れ、いずれも女性客が目立ちました。

    最初は殺風景な入口に商品を並べることができればOkとしていた店内も、

    だんだん狭く感じるようになり、お客さんも「落ち着かないだろうなぁ」と。

    そしてコロナ禍でもありますので、狭い店内の蜜を避ける為、対人接触機会の低減の為に

    売場拡大の改装、SNS 等を利用するお客様への「映え」する場所の提供をする為に店内改修を行うことにしました。

    事業名は「地域によりそう染物屋として、工場見学と映えスポットの提供」です。

    従来の受注による生産、サービスの提供を続けながら、

    ハード面、ソフト面での新サービを試行錯誤しながら提供し、

    個人の染物屋がそれなりにできることを行って参りたいと思います。

    温かく見守っと頂けましたら幸いです。

    皆様よろしくお願いします。

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