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新デザインも登場「手ぬぐいあずま袋でSDGs」
2022年06月04日
持続可能な社会を日本の伝統アイテムで表現!
あずま袋でSDGs、夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
いつものことですが、ブログ冒頭の挨拶文は上記のようにしています。
SDGsという言葉は毎日のように見聞きすますね。
私=斎染=染物屋ができる持続可能な社会作り、取組みとは何か?改めて考えます。
ひとつ言えることは日常に取り入れられ、無理なく続けられる、
そして染屋なりにできること=「染物業界を知って頂くこと」を
継続させることではないか?と考えます。
レジ袋が有料化になってから、まもなく2年が経過しますが、
斎染では改めて「手ぬぐいあずま袋」のご提案を致します。
コンビニなどで少量のお買い物をする際、持ち歩くとすごく便利です。
適度にたため、かさばらず、ポケットにも入りお手軽感があるのでおススメです。
手ぬぐいなので袋として使わない場合はお手拭き、汗拭きにもなります。
おひとつ手にして実践してみてはいかがでしょうか?
よろしくお願い致します。
「染物の機微」酒田西高校美術部印染体験講座最終回
2021年12月05日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
酒田西高美術部の皆さんとの染物体験講座。先日、4コマ目、最終日でした。
まずは染め上った手ぬぐいをお披露目し、染め具合を皆で考察しました。
また手ぬぐい生地以外、別生地の染め具合を皆で感想を言い合いました。
更に斎染さんが染めた手ぬぐいと比較、検証してみました。
染めた生地を新しいアイテムにリボーンさせる為に活発な意見交換もしました。
候補に上ったアイテム「ミニトートバッグ」「サコッシュ」をまずは作ることになりました。
卒業の証としてSDGsに取組んで頂けるように「あずま袋」を差し上げました。
最後に「ここで学んだ事を活かしたい」と工芸の学校に進む彼女が言った、「同じモノを染めているのに、それぞれの出来栄えの違いに驚いた」という言葉は手染めの機微に触れた証(印)であると思います。
心のこもったメッセージに涙が出そうになりました。
未来ある若者にひと言メッセージとして
「無駄ががつくる豊かさ」について申し上げます。
その時は無駄と思ってしまう、経験や事柄は決して無駄ではないということ。
無駄=マイナスだすれば、マイナスを反省し、修正して改めて行動、歩みを進める。
その分プラスへの幅、伸びしろがたくさんあると思います。
プラスとマイナスの幅が「人間としての幅」だと私は思うようにしております。
なのでどんどん失敗して、その分の成功もして楽しんで下さい。
斎染さんも一緒に楽しんいきたいと思います。
酒田西高校美術部印染体験講座2回目と3回目
2021年11月06日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
「美術部女子が染物屋でプチ修業をする!」
酒田西高美術部の皆さんとの染物体験講座です。
10月に第2回目の型、版作りを行いました。
PCを使って型のデータ作り、画面上でトレースしていることを説明しました。
その後、カッティングプロッターでデータを出力しているところを見てもらいました。
デザインは各々が考えたモノ、自身が染物として描きたいモノをオリジナルで考えました。
型作りの難易度はそれぞれですが、それもまた一興であり学びです。
自分たちで効率よく仕事をするにはどうしたら良いか?を
考えながら行い、その都度の発見があったそうです。
基本、楽しみながらの講座です。一生懸命取り組み、上手に作って頂いたので、達成感も感じることができたのではと思います。
そして今日は第3回目の染めです。少し染料の作り方を説明した後、手ぬぐい生地に捺染を行いました。
染め上りはこんな感じです。画面では分かり辛いですが、色は紫なんですよ。
写真にはありませんが、手ぬぐい生地以外のスラブ、10番天竺キナリ、刺し子生地にも染めてみました。
さてこれを活かして何を作りましょうか? 染屋なりにできること4回目が楽しみです。
地域によりそう染物屋として、工場見学と映えスポットの提供
2021年11月03日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
11月3日文化の日、酒田は晴れてます。文化の日は晴れの特異日と言われていますが実際はどうなんでしょうか?
でも3日を過ぎると、日中も徐々に寒くなりだんだんと冬へ近づいていく感じです。
11月1日より店舗の売場拡張工事がスタートしました。
元々狭い売場なので、拡張といっても知れてますけどね。
今までは店舗に入るとすぐ右に商品棚がありました。
その棚の奥は戸が閉まっていて、皆さんの目に触れることはありませんでしたが、長年、生地や付属品などを置く物置部屋として使っておりました。
ここ数年、お客様より足を運んで頂く機会が多くなり、店舗が狭く感じるようになりましたので、戸を撤去し、整備し売り場として使用することにしました。
昨年上半期は、マスク不足の頃には手ぬぐいマスクを求めるお客様、
下半期はテレビを見た方が多く訪れ、いずれも女性客が目立ちました。
最初は殺風景な入口に商品を並べることができればOkとしていた店内も、
だんだん狭く感じるようになり、お客さんも「落ち着かないだろうなぁ」と。
そしてコロナ禍でもありますので、狭い店内の蜜を避ける為、対人接触機会の低減の為に
売場拡大の改装、SNS 等を利用するお客様への「映え」する場所の提供をする為に店内改修を行うことにしました。
事業名は「地域によりそう染物屋として、工場見学と映えスポットの提供」です。
従来の受注による生産、サービスの提供を続けながら、
ハード面、ソフト面での新サービを試行錯誤しながら提供し、
個人の染物屋がそれなりにできることを行って参りたいと思います。
温かく見守っと頂けましたら幸いです。
皆様よろしくお願いします。
共生ホストタウン事業・車いすラグビーニュージーランド代表とのオンライン交流
2021年08月31日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
昨日18時、酒田市役所にて共生ホストタウン事業・車いすラグビーニュージーランド代表とのオンライン交流に参加してきました。
交流のひとつとして、酒田光陵高校ビジネス流通科の生徒と厚木市の共生プログラム参加高校生による共同制作あずま袋の贈呈がありました。
あずま袋の染色作業を行った斎染よりひと言ご挨拶と印染(しるしぞめ)についての紹介をさせて頂きました。
デザインは高校生のみなさんで考えて頂いた訳ですが、どういった内容になるのか?拝見するのが、とても楽しみでした。
デザインによっては染めることができない場合があるので、
事前に色々と細かいお願いをさせて頂きました。例えば文字が小さい、
細かい柄だと染めることができません。そしてこの度、皆さんの知恵の結集、ご配慮により無事染めることができて安堵しております。
共生社会の理念にある「尊重」ということが、このプロジェクトを
通じて、モノ作りを通して体感させて頂いたことに感謝申し上げます。
今回も多くのことを学びました。特に高校生に混ざっての学びはとても新鮮です。皆様、お世話になりありがとうございました。