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酒田西高校美術部印染体験講座2回目と3回目
2021年11月06日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
「美術部女子が染物屋でプチ修業をする!」
酒田西高美術部の皆さんとの染物体験講座です。
10月に第2回目の型、版作りを行いました。
PCを使って型のデータ作り、画面上でトレースしていることを説明しました。
その後、カッティングプロッターでデータを出力しているところを見てもらいました。
デザインは各々が考えたモノ、自身が染物として描きたいモノをオリジナルで考えました。
型作りの難易度はそれぞれですが、それもまた一興であり学びです。
自分たちで効率よく仕事をするにはどうしたら良いか?を
考えながら行い、その都度の発見があったそうです。
基本、楽しみながらの講座です。一生懸命取り組み、上手に作って頂いたので、達成感も感じることができたのではと思います。
そして今日は第3回目の染めです。少し染料の作り方を説明した後、手ぬぐい生地に捺染を行いました。
染め上りはこんな感じです。画面では分かり辛いですが、色は紫なんですよ。
写真にはありませんが、手ぬぐい生地以外のスラブ、10番天竺キナリ、刺し子生地にも染めてみました。
さてこれを活かして何を作りましょうか? 染屋なりにできること4回目が楽しみです。
地域によりそう染物屋として、工場見学と映えスポットの提供
2021年11月03日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
11月3日文化の日、酒田は晴れてます。文化の日は晴れの特異日と言われていますが実際はどうなんでしょうか?
でも3日を過ぎると、日中も徐々に寒くなりだんだんと冬へ近づいていく感じです。
11月1日より店舗の売場拡張工事がスタートしました。
元々狭い売場なので、拡張といっても知れてますけどね。
今までは店舗に入るとすぐ右に商品棚がありました。
その棚の奥は戸が閉まっていて、皆さんの目に触れることはありませんでしたが、長年、生地や付属品などを置く物置部屋として使っておりました。
ここ数年、お客様より足を運んで頂く機会が多くなり、店舗が狭く感じるようになりましたので、戸を撤去し、整備し売り場として使用することにしました。
昨年上半期は、マスク不足の頃には手ぬぐいマスクを求めるお客様、
下半期はテレビを見た方が多く訪れ、いずれも女性客が目立ちました。
最初は殺風景な入口に商品を並べることができればOkとしていた店内も、
だんだん狭く感じるようになり、お客さんも「落ち着かないだろうなぁ」と。
そしてコロナ禍でもありますので、狭い店内の蜜を避ける為、対人接触機会の低減の為に
売場拡大の改装、SNS 等を利用するお客様への「映え」する場所の提供をする為に店内改修を行うことにしました。
事業名は「地域によりそう染物屋として、工場見学と映えスポットの提供」です。
従来の受注による生産、サービスの提供を続けながら、
ハード面、ソフト面での新サービを試行錯誤しながら提供し、
個人の染物屋がそれなりにできることを行って参りたいと思います。
温かく見守っと頂けましたら幸いです。
皆様よろしくお願いします。
共生ホストタウン事業・車いすラグビーニュージーランド代表とのオンライン交流
2021年08月31日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
昨日18時、酒田市役所にて共生ホストタウン事業・車いすラグビーニュージーランド代表とのオンライン交流に参加してきました。
交流のひとつとして、酒田光陵高校ビジネス流通科の生徒と厚木市の共生プログラム参加高校生による共同制作あずま袋の贈呈がありました。
あずま袋の染色作業を行った斎染よりひと言ご挨拶と印染(しるしぞめ)についての紹介をさせて頂きました。
デザインは高校生のみなさんで考えて頂いた訳ですが、どういった内容になるのか?拝見するのが、とても楽しみでした。
デザインによっては染めることができない場合があるので、
事前に色々と細かいお願いをさせて頂きました。例えば文字が小さい、
細かい柄だと染めることができません。そしてこの度、皆さんの知恵の結集、ご配慮により無事染めることができて安堵しております。
共生社会の理念にある「尊重」ということが、このプロジェクトを
通じて、モノ作りを通して体感させて頂いたことに感謝申し上げます。
今回も多くのことを学びました。特に高校生に混ざっての学びはとても新鮮です。皆様、お世話になりありがとうございました。
染屋なりにできること ~酒田西高校美術部印染体験講座1回目~
2021年08月22日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
なぜか「スキージ」をギュッと抱いて心配そうに見つめる斎染さん。自然と沸いた親心みたいなもんかも笑
先日、酒田西高校美術部さんへの印染(しるしぞめ)体験講座1回目を行いました。
初回はまず「印染とは?」についての説明と染めの実演を見てもらいました。
印染の起源、歴史、商品、材料道具の紹介と屋号、模様の意味等、拙いながら説明させて頂きました。
全部で4回の講座を行う予定です。なので2回目以降の予習のひとつとしてプチ染め体験もして頂きました。
皆さんやはりじっと座って話を聞いているより、体を動かした方が楽しいですし、解れますね。
後日、顧問の先生より、生徒たちの感想として「思ったより柔らかい」「安定させるのが難しい」といった言葉を頂きました。
こちらとしても学びの機会を与えて頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
次回は生徒さん達のデザインしたモノで型作りを行います。上の画像はその打合せ風景です。
「染屋なりにできること」 どんな感じになるか楽しみです(*^^*)
染屋なりにできること ~酒田特別支援学校の皆様とのふれあい~
2021年08月05日
ピアノ柄手ぬぐいといえば斎染、
夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
暑中お見舞い申し上げます。少し久しぶりの投稿です。
7月2日のことになりますが、山形県立酒田特別支援学校中学部1学年の校外学習として斎染の工房を訪問してくれました。
染物で作られるアイテムの紹介と手ぬぐいの染めている様子を見学して頂きました。
その時のことを思い返すと、生徒さん達の眼差しはとても真剣でした。私にとって良い意味での緊張です 笑
そんな中、目が合った生徒さんがボクに「にこっ」としてくれたのはとても嬉しかったです。(*^^*)
皆さんからお土産として斎染の手ぬぐいを買って頂きました。事前にHPを見ながらどんな柄を買おうか?誰が使おうか?など、各ご家庭で話題になっていたそうです。
当日は多少予定とは違った購入があったそうですが、ひとりひとり柄を選び、きちんとお支払いまで自分で行いました。
放課後、学校を後にする際には、お土産をご両親の首に巻いてあげたり、染めの様子を身振り手振りで説明していたそうです。
そして先日、生徒さん達から「ありがとうのメッセージ」、先生からはお手紙を頂きました。とても丁寧で心のこもった内容に「じーん」と熱くなりました。
みんなで力を合わせて、一生懸命つくった感じが凄く伝わってきます。
染物を通してみなさんと「ふれあい」の機会を与えて頂き本当に嬉しかったです。そしてほんの少しの紹介しかできませんが「染め・しるしぞめ」のことを知ってくれてありがとうございました。
手ぬぐいはどんな風に使ってくれているのかなぁ~? 次はお家の方と遊びに来て下さいね。
これからも染屋なりにできることをさせて頂きます。