〒998-0063 山形県酒田市南新町1-4-32
TEL 0234-22-1713
営業時間 平日9:00~18:00
のれん探訪 ~東京編その1~
2023年10月02日
持続可能な社会を日本の伝統アイテムで表現!
あずま袋でSDGs、夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
早いもので10月となりました。
今年の夏は長く、猛暑続きでしたので「乗り切った感」を覚える秋です。
さて先日所用で東京へ行った際にも、各お店ののれんを見てきました。
この度は「のれん探訪 ~東京編その1~」として出会ったのれんを紹介致します。
こちらグランスタ東京の IDÉE TOKYO(イデー トウキョウ)ののれんです。
のれんは一巾一巾繋がっておりますが、これは一巾一巾独立てしております。こういった形ののれんは、入口、間口が広いお店で見かけるような気がします。繋がっていないのでお洗濯、お手入れが楽かもしれませんね。
何となくですが、グランスタ東京のお店ののれんなので斬新なフォルムに見えます。生地は麻だったので余計におしゃれに見えたのかもしれません。
もうひとつ気がついたことを申し上げますと白いのれんが目立ちました。
こちらはGINXA SIXのお店ののれんです。季節的に夏用のれんとして「白地のれん」が使われる時期ですが、何となくオールシーズン白地のれんを使っているお店が多く、デザインもシンプルで生地の端の方にロゴを染めているのれんが粋、或いはおしゃれな気がしました。
最後にオーダーメイドでのれんを提げているお店は、のれんを大事にしている=お店の様子に気配りがいく=お客様を大事にしている=人気店の特徴のひとつとして思えます。
工房暖簾手 ぬぐいコレクション2023に出品しました
2023年09月23日
持続可能な社会を日本の伝統アイテムで表現!
あずま袋でSDGs、夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
今年の夏は斎染の手ぬぐいが横浜の地にてお客様にお披露目されました。
ツイッターでご縁を頂いた 工房暖簾トート様よりお誘い頂き、2023 6/30(金)、関内駅チカアート市からスタートした
工房暖簾手ぬぐいコレクションに出品しました。約150種類の手ぬぐいが出品されたそうです。
主宰の榊剛史さんより、イベント販売の柱となる関内マリナード地下街にはストリートピアノがあるため、
ピアニストが多く訪れ、ピアノ柄の手ぬぐいは目を惹くということで是非「ピアノ柄手ぬぐい」を出品して欲しいという
有難いお言葉を頂いたのがきっかけです。
斎染からはピアノ柄手ぬぐいの他、猫と楽譜柄手ぬぐい、バラ柄手ぬぐい2色染めを出品させて頂きました。
先日の9月15日で手ぬぐいコレクション2023は終了しました。
その最終日、所用の為東京まで行き、時間があったので関内にいる主宰の榊さんにお会いしてきました。
直にお会いして、ご挨拶ができて本当に良かったなと思ってます。
手ぬぐいコレクションに来た皆様には、斎染の手ぬぐいはどのように映ったのでしょうか?
お買い上げ頂いた皆様、ひとりひとりにお礼を申し上げたいと思いながらマリナード地下街を後にしました。
酒田のラーメンコラボ手ぬぐい
2023年09月15日
持続可能な社会を日本の伝統アイテムで表現!
あずま袋でSDGs、夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
9月17日(日)18日(月)酒田のラーメンexpo2023が酒田市役所イベント広場で開催されます。今年も全国屈指の人気店とのコラボラーメンが楽しめるようです。名店の名物メニューそのままでなく、酒田のラーメン・庄内酒田の食材を使用していただくなど、ここでしか食べられないラーメンが集結します。目指せ5店舗制覇!! 皆様是非足を運んでみて下さい。
さてラーメンの他に物販として斎染で染めましたオリジナル酒田のラーメン手ぬぐいも販売します。
この手ぬぐいは酒田のラーメンをより多くの皆様に知って頂きたいという想いから製作しました。「酒田のラーメンを考える会」監修の元、イラストは酒田市のデザイン会社「SWITCH」。染めは斎染が担当しております。
色は黒とエンジの選べる2色です。酒田のラーメンの歴史、先人から受け継がれてきた技や風景が描かれておりますので、ぜひ手に取って頂けましたら幸いです。
こちらは手ぬぐいの中に同封されているしおりです。手ぬぐい同様、3者で綿密な打ち合わせを行いました。
想いを形にするという難しい作業ではありましたが、各々の領域を分かり合える貴重なプロジェクトであったと思います。
酒田のラーメンを考える会様、SWITCH様、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
何となく~雑感 斎染展(仮)に向けて~その1~
2023年09月10日
持続可能な社会を日本の伝統アイテムで表現!
あずま袋でSDGs、夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
お世話になっている夢の倶楽さん・華の館において
12月2日~1月15日迄「斎染展・(仮)」を開催させて頂くことになりました。こちらの画像は現在開催中「白旗孝夫さんの切り絵展」になります。
数カ月前より、内々に決まっていた事ではありますが、
あっという間に開催まで残り3か月となってしまい、そわそわし始めたところでございます。
さてどんな内容で物販も含め展示、設営しましょうか?
今まで頭の中でぼんやりとですが、色々と考えてきました。
まずは全体を考え、各スペースを考え、そして最後にまた全体を考える(確認)という作業になると思います。
何せとても広いスペースです。内容をひとつひとつ整理、吟味し、形にしていこうと思います。
そしてこちらのブログで告知(ネタバレ 笑)していこうと思います。
斎染のこういったことが見たい!知りたい!
ございましたらご意見としておっしゃって頂きますと嬉しく思います。
あっという間に12月になっちゃうと思います。では皆様よろしくお願いします。
何となく~雑感 改めてまして「印染・しるしぞめ」です
2023年08月27日
持続可能な社会を日本の伝統アイテムで表現!
あずま袋でSDGs、夫婦二人三脚の染物屋、斎染です。
7月、8月とテレビで取り上げて頂きました。お陰様で実店舗やネット販売、特に観光施設の「酒田夢の倶楽」さんでは、多くのお客様に斎染商品を手に取って頂いたそうで、とても有難く思います。
取材時に斎染さんは何を染めいる染物屋さんなんですか?というご質問を頂きます。
斎藤染工場は「印染・しるしぞめ」を生業としている染物屋です。
平安時代、元々当時の貴族が所有を表すための牛車に印をつけたことが始まりとされます。家紋や、戦いの場で敵味方を識別する目印として自分の属性を示したり、個の確立のためにつけられた「印」を、旗やのぼりに染めたりしたのが「印染」の始まりとされております。祭りやイベント、四季の行事といったハレの場を盛り上げるものとして日本には欠かせない技術の一つです。室町時代から江戸時代にかけて発展し現在まで伝わっています。印染の技法は様々ありますが、当方では主に染料による捺染(なせん)という方法で、肌に優しい生地の風合いを生かした製品を作り上げております。
改めて申し上げます。斎藤染工場は「印染・しるしぞめ」を生業としている染物屋です。
長年、社寺幟や袢天、のれんなどの印染を手がけておりますが、「染物をより身近に感じてほしい」と「伝統×親しみ」を心がけ、現代にも馴染む手ぬぐい、風呂敷などのオリジナル作品をデザイナーさんからご協力を頂きながら制作し、手仕事の温もりをお客様の元にお届けできるよう丁寧に染めております。